大森学園高等学校|デジタルパンフレット
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 物があふれる世の中で、自分の欲しい物、世界に一つだけの物を自分でつくれるようになる。それが「機械」を学ぶ魅力です。東京スカイツリーにも使われている溶接技術や、部品づくりに欠かせない旋盤など、様々な技術を実習で習得しますが、生徒たちは良い物ができると誇らしげな顔を見せます。そんな達成感が味わえるのも実習ならではです。これらの実習を通じて、自分の得意不得意を見極め、自分の進む道を見つけてほしいと思います。責任ある技術者として長年ものづくりに携わる卒業生が多く、一度身に付けた技術が生涯にわたって自分を支える力になるということを、彼らが教えてくれます。 本校の情報社会への対応は全国でもいち早く、昭和47年には汎用コンピューターを導入し情報技術科を設置。卒業生は様々な業種で活躍しています。それから40数年、今ではコンピューターは小型・高性能化しポケットサイズで世界中にアクセスできるようになりました。ソフトウェアも年々バージョンが刷新し、見た目や操作方法も変わっていきます。このように劇的に変化し続ける中でもコンピューターの動作原理や性質、プログラムの設計など情報技術の根幹となる要素は変わっていません。生徒たちが基礎を固めた上で、最新技術にも柔軟に対応できるよう指導していきたいと考えています。 私たちの暮らしに欠かせない「電気」の仕組みを学び、実習を通じて電気を取り扱う技術を習得します。社会で活躍できる人材になるには、資格取得が一番の早道でもあります。本コースでは在学中に「第二種電気工事士」の資格取得を目指します。また、「第一種電気工事士」の国家試験に合格する生徒も年々増えています。資格試験には技能試験があり、13課題の中から出題されますが、どの課題も制限時間内にできるような技能を身に付けるまで特訓します。また、「高校生ものづくりコンテスト」の電気工事部門に出場する生徒もおり、都大会で優勝したこともあります。資格取得やコンテストで自信が付くと、生徒のやる気も変わってきます。工業科3コースの教師に教え方のポイントをうかがいました。29変化し続ける情報化社会でも変わらない価値ある知識と技術を学んでほしい石川 昌広社会で活躍するための第一歩となる資格取得を目指す百瀬 浩一情報技術コース電気技術コース工業科3コースの教師が語る溶接や旋盤などの実習を通じて自分の好きな道を見つけてほしい齋藤 正英機械技術コース「ここをポイントに教えています」

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