A号車 軽量かつ剛性の高いカーボン素材を用い、車体全体を1つの構造体として製作された、カーボンモノコックマシンである。エコラン業界で高校生としては、初めてカーボンモノコックを導入したマシンである。前面投影面積がかなり小さく、究極のエコを求めたマシンである。ただし、中に乗るドライバーの体型が限られてくる。 エンジンは、キャブレター方式を採用し、基本に忠実なセッティングを出している。 本年度の大会では、昨年の記録938km/ℓを超えるため、セッティングを煮詰めてきた。 予選では、見事1002km/ℓをたたき出し、決勝に期待がかかった。 決勝レースでは、序盤から良いペースで予選の記録を上回るかと思われたが、途中計測トラブルによりペースが乱れ、残念ながら規定時間内にゴールできずにタイムオーバーとなってしまった。 この悔しさをバネに、来年は決勝で1000km/ℓを超える記録を出せるように、部員が一丸となり引き続き改良を加えたいと思う